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三島由紀夫 行動する言葉100』

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No.1355


 この読書館で紹介した『三島由紀夫100の言葉』に続いて、類書の1冊である『三島由紀夫 行動する言葉100』(英和出版社)を読みました。
 読み終えてしみじみと思ったのですが、わたしの最新刊『儀式論』(弘文堂)をぜひ三島由紀夫に読んでほしかったです。心からそう思います。

 本書の「もくじ」は以下のようになっています。


「三島由紀夫略歴」
「三島由紀夫作品の舞台」
「檄文」
第一章
生き方と行動
第二章 政治と思想
第三章
恋愛と芸術

 本書には三島の100の言葉が紹介されています。それぞれの言葉には、三島本人の写真およびイメージ写真が添えられています。ここでは、特にわたしの心に響いた15の言葉を以下に紹介したいと思います。

「『やる気』に満足しない」
魂を振起するには行動しなければならない。
動かない澱んだ魂は、実は魂ではない



「力を持つことも知性の一部である」
力をもたない知性なんて屁の役にも立たない


「一瞬の覚悟」
ふだんから「おれは覚悟がある」と言ってたってだめだよ。
最後の五秒か十秒の間に勝負がきまる



「出る杭を打つ醜さ」
ある能力を持った人間が、その能力を使わないように
制限されることに、人間として一番不自然な苦しさ、
つらさがあることを知らなければならない。


「男は思いやりが大事」
男の世界は思いやりの世界である。
男の社会的な能力とは思いやりの能力である。



「ハンデを得ようとするな」
やたらと人に弱味をさらけ出す人間のことを、
私はちゅうちょなく「無礼者」と呼びます。



「学生時代の恥ずかしさに気づけ」
本当の卒業とは
「学校時代の私は頭がヘンだったんだ」と
気がつくことです。



「外との比較ではなく、日本を見る」
ただ1つ、真の日本的武器は、
航空機を日本刀のように使って
斬死した特攻隊だけである



「"イクメン"に物申す」
「自分の子供が可愛い」などという感情は
ワイセツな感情であって、人に示すべきものではない



「大人への反抗とは何か」
裕次郎君の映画の画面に出てくる
大人はたいてい弱虫だが、
本当の大人は画面にあらわれない。
映画会社の重役たちこそ本当の大人で、
裕次郎君の後楯をして大儲けをしている



「死と隣り合わせの覚悟」
私は民主主義と暗殺はつきもので、
共産主義と粛清はつきものだと思っております



「三島由紀夫と天皇」
天皇は栄誉の中心ではあられるけれども、
また文化の象徴ではあられるけれども、
政治的責任を負うような立場へ
天皇を持ってくることはできない



「恋愛は精神の鍛練である」
酒場は、一種の精神鍛錬の道場


「人間は様々な嫉妬にまみれ生きる」
嫉妬こそ生きる力だ。


「終わらない流行とは何か」
すべての流行は、桜の花のように、
いさぎよく散って行きます