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志のみ持参』

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No.0850

 

 『志のみ持参』上甲晃著(致知出版社)を再読しました。

 「志のみ持参のこと」。松下政経塾が、塾生を募集するときのメッセージです。学歴、地位、役職、過去の経歴、財産などは問いません。ただ1つ問うことは、「社会全体の繁栄、平和、幸福のために自分の人生をかけてみたい」と思う志だけなのです。

 

 松下電器の課長から松下政経塾に転じた著者は、理事・塾頭、常務理事・副塾長などを歴任し、13年間にわたって政治家をはじめとした指導者の育成にあたってきました。経営者へのメッセージとして、著者は松下幸之助の2つの言葉を贈ります。1つは、「主人公の率先垂範」です。

 

 「だれよりも早く起き、だれよりも遅くまで働く。やはり経営者自身が身をもって示すことが第一です。ああすればこうなるとか、こうすれば社員はどう動くかといった意図的なことに神経を使うよりも、まず自分は一心不乱にやることです。そうすると、周りもただ見てばかりはいないものです」

 

 もう1つは、「すべての原因は自分にある」です。

 

 「うまくいかない行き詰まりの原因は、外部なりいろいろな事情はあるにしても、そのほとんど一00%、少し割り引くとしても九五%までは自分にある。決して外部にあるものではない」

 

 この2つこそが経営の神髄であり、著者はこれがわかるのに13年を要したといいます。「人間そのものの値打ちをあげる」松下政経塾の教育の根本を学べる一冊です。なお昨年のわが社には、素晴らしい人材が「志のみ持参」で入社してくれました。今年3月にも逸材が「志のみ持参」で入社してくれる予定です。志を共有する同志とともに仕事ができることほど、ありがたいことはありません。