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人生を支える禅の名言』

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No.0453

 

 『人生を支える禅の名言』境野勝悟著(致知出版社)を再読しました。

 

 本書は、幅広いファンを持つ東洋思想家の講演録です。


 「無心・・疲れた心を癒す法「夢・・いま、この現実の真実に立つ」「喝・・現状を打ち破る天の声」「関・・人生の難関を乗り越える」「独坐大雄峰」「殺人剣・活人剣」の全6章にわたり、多くの「禅語」の紹介とその解説をもとに禅の魅力を説きます。


 「先が見えない世の中です。わたくしたちは、なぜ、まじめに努力しながら、危機感と不安感に襲われてしまうのでしょうか。禅問答は、人生の見方をガラリと変えて、元気に明るく楽しい日々を生きていくコツを教えてくれます。さまざまな禅語をやさしくひもときながら、自分の人生を充実させる智慧を、坐禅や苦行なしで学びましょう。」との著者の言葉のとおり、坐禅や苦行を体験せずとも、「禅語」の大海を漂っていると、なんとなく日頃の悩みが解消し、悟りが開けたような気がしてくるから不思議です。


 本書にはさまざまなエピソードが紹介されていますが、一休や良寛が坐禅で悟った後、1人の女性を愛したという事実に感動しました。別に悟りを開いたからといって異性への愛情が消えるわけではないのです。逆に、彼らは1人の女性と愛を交わして2人で永遠に生きることにより「大悟」に至ったのです。


 著者は、「計算や打算抜きの、深くやさしく思いやる男女の愛が、時に坐禅や念仏の修行と同じく、世俗の分別・妄想・雑念を、ふーッと吹き消すからなのです」と述べます。


本書を読むまで、わたしは禅を少し誤解していたようです。