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健康への道』

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No.0244

 

 『健康への道』二木謙三著(致知出版社)を再読しました。

 

 正直言って、本書を読むまで、わたしは著者のことを知りませんでした。しかし、とんでもなくすごい人物だったのです。


 二木謙三は、明治6年生まれで、東大医学部卒、東大教授や名誉教授を務めました。天然免疫性の研究で世界最高の業績を残し、赤痢駒込菌や鼠咬症(そこうしょう)病原スピロへータなどを次々に発見しました。さらに、新病名・日本脳炎の診断を日本で初めて確立しています。


 まさに「医学の天才」としか言いようがありません。医学の天才は、文化勲章はもちろん、勲一等瑞宝章も授与されました。さらには、ノーベル医学賞の候補にもなっており、「なぜ、こんなすごい人が、野口英世や北里柴三郎みたいに有名ではないのか」と、不思議に思えてなりません。


 著者は西洋医学の最高峰にいたわけです。しかし、病弱であった自らの健康法は東洋的に実践していていました。実際、完全食、すなわち玄米色を提唱し、二木式呼吸法も発表しました。


 「今日の医学は完全正食を無視した医学である」と断じ、蚕に桑の葉、鷹にすずめ、猫にねずみといったように、日本人には玄米食が必要と説くのです。そうすれば、「天地は生々化育で、人は自然順応で、天地に矛盾なく、人生に病なく、人は無病長寿、百歳平均の天命を全うして、無病、無苦、無痛、安楽な死をとげることができる」というのです。日本人の玄米食は自然の摂理なのです。


 ちなみに、わが家ではずっと玄米を主食にしています。


 本書は、万病を克服した著者の体験にもとづく健康法の幻の名著です。そして、大いに長生きして、安らかに死ぬための万人の『家庭の医学』です!