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あなたの夢はなんですか?私の夢は大人になるまで生きることです。』

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No.0898

 

 『あなたの夢はなんですか? 私の夢は大人になるまで生きることです。』池間哲郎著(致出版社)を再読しました。

 

 この本のタイトルからして泣けてきます。本を開くと、また泣けます。


 マイナス30度にもなるモンゴルの厳しい冬、マンホールの中で暮らす子どもたち。ひもじさのあまり、ビニールを噛んで我慢する少年。そんな信じられないような写真が次々に目に飛び込んできます。


 これは何なのだ? 現実なのか? こんなことがあってもいいのか? 一体、いつの話だ? 今だって!本当か?どうなってるんだ!・・・本書が突きつけるあまりにひどい現実の前に、わたしは一瞬、パニックになります。


 著者は、沖縄を拠点に、アジアの貧困地域に暮らす子どもたちの支援活動を命がけで続けているといいます。なぜなら、「見てしまったから。知ってしまったから」だというのです。まさに、義を見てせざるは勇なきなり、です。


 数年前に初めてこの本を読んだとき、どんなに苦しくても懸命に生きるアジアの子どもたちの話をぜひ、わが娘たちにも教えてやろうと思い立ちました。それで、自宅でこの本を見せました。すると、妻も2人の娘も、著者の講演を聴いたことがあるというのです。マンホールチルドレンについては、わたしよりも詳しくて、驚きました。当時小学生であった次女などは、毎週1回、弁当のおかずを抜いて「おにぎりの日」をつくり、おかず分のお金をモンゴルに寄付していたそうです。


 それを奨励する学校も偉いですが、わが家族もなかなかのものです。見直しました。著者が訴える「少しだけやさしい心で、多くの命が救われる」というメッセージがこんな近くにまで届いていることを知り、わたしの胸は熱くなりました。本書の印税はアジアの貧困地域に暮らす子どもたちの支援活動に充てられます。


 なお、本書は『面白いぞ人間学』(致知出版社)でも取り上げています。