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リサ・ヴォートのおもてなし英会話』

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No.0887

 

 『リサ・ヴォートの おもてなし英会話』リサ・ヴォート著(実業之日本社)を読みました。

 本書の帯には、笑顔のリサさんの写真とともに、「日本を訪れた外国人に"I LOVE JAPAN!"と言わせたい。」「道端で、レストランのテーブルで、観光案内・・・・・・。シーンごとの会話集とおもてなしのポイントが満載!」と書かれています。正直言って、英会話の本なんて初めて読みました。


 著者は、わたしが上梓した『慈経 自由訳』(三五館)に素敵な写真を添えていただいた写真家です。彼女は北極の白熊の写真を写し続けるフォトグラファーであり、大学講師でもあり、放送パーソナリティでもあります。そして、NHKの英会話番組にも出演されています。


 本書の目次構成は、以下のようになっています。


「はじめに」


「本書の使い方」


CHAPTER 1
初対面の外国人に
(Initial Meetings)
●道案内(Guide)
 (1)こちらから声をかけましょう
 (2)相手の様子をよく見て
 (3)改札で困っている人には
 (4)駅構内で迷っている人には
 (5)ATMを探している人には
●自己紹介(Introduction)
 (1)名乗るのは話が弾んでから
●飲食店(Restaurant)
 (1)いきなりの個人的な質問は控えて
 (2)おすすめを教えてあげましょう
 (3)日本酒に興味のある人には
●記念写真(Photo)
 (1)写真を撮ってあげましょう
●雑談(Small Talk)
 (1)会話をつなぐ相づちを打ちましょう
 (2)会話の終わりには


CHAPTER 2 
外国人に観光案内 
(Out and About)
●出迎え(At The Airport)
(1)歓迎の気持ちを伝えましょう
●観光(Sightseeing)
 (1)東京スカイツリーと浅草
 (2)相手の興味を見つけ出しましょう
 (3)観光スポットをおすすめするとき
 (4)着物で銀座巡り
 (5)最先端の品や技術を見たい人には
 (6)神社を参拝
 (7)旅館に泊まるとき
●買い物(Shopping)
 (1)相手のサイズに合う服を
 (2)デパ地下に一緒に行きましょう
 (3)ひと休みしましょう
 (4)つながりをつくれるお土産を
●食事・お茶(Food & Drink)
 (1)食事のメニューに配慮
 (2)相手の好みや文化を尊重
 (3)スポーツを楽しむひととき
 (4)期待に添えない場合


CHAPTER 3
外国人を自宅に迎える 
(In a Home)
 (1)簡単にハウスツアーを
 (2)家電の使い方を説明
 (3)日本の家庭料理
 (4)プライバシーを尊重
 (5)Wi-Fiの使い方
 (6)相手の体調が悪いとき


CHAPTER 4
日本へ抱く素朴な疑問 
(Just out of curiosity) 
  スリッパが何種類も!?
  何日も泊まって行列!?
  お菓子を買うのに行列!?
  アートみたいなお弁当!?
  自動販売機がいっぱい!?
  子どもだけで電車通学!?
  ゆるキャラって何!?
  デパートでお辞儀の出迎え!?
  みんながマスクをしてる!?
  高すぎるフルーツ!?


CHAPTER 5
気持ちを伝える表現 
(Conveying Feelings) 
  出会いのうれしい気持ちを伝えるとき
  感謝の気持ちを伝えるとき
  お詫びの気持ちを伝えるとき
  尊敬の気持ちを伝えるとき
  激励の気持ちを伝えるとき
  理解や共感の気持ちを伝えるとき
  喜ばしい気持ちを伝えるとき
  悲しい気持ちを伝えるとき
  楽しい気持ちを伝えるとき
  警告の気持ちを伝えるとき
  同意の気持ちを伝えるとき
  許可の気持ちを伝えるとき


CHAPTER 6
伝えたい日本の文化 
(Cultural Tidbits)
  お正月  The New Year
  お花見  Cherry Blossom Viewing
  お盆  Bon Festival
  紅葉、 お月見 Autumn Foliage and Moon Viewing
  温泉  Hot Springs
  歌舞伎  Kabuki
  茶道  Tea Ceremony
  武士道  Bushido
  相撲  Sumo
  神社とお寺  Shrines and Temples


COLUMNS 
  心を近づける初対面の雑談
  食事のスペシャルオーダー
  和食のだしとベジタリアン
  おしゃべりにふさわしくない話題
  "おもてなし"の意味


 「はじめに」では、「満開の笑顔がひろがる"おもてなし"の心」として、著者であるリサさんは次のように述べています。


 「2020年、日本にオリンピック・パラリンピックがやってきます!"おもてなし"の心を発揮するチャンスです。日本を訪れた人たちに、例えば街中であなた個人が与える印象は、公式のプログラムよりもずっとダイレクトに日本のイメージをもたらすことにつながるかもしれません。
 日本にいらしたゲストの記憶や心に残るエピソード、体験がどのようなものであれば、満開の笑顔の花が咲き開くでしょう?相手の立場になって考えてみましょう。"おもてなし"の心は、その想像する力、その共感感覚を研ぎ澄ますところから始まるのではないでしょうか。例えば、あなたが外国を訪れたとしたら、どのようなときにハッピーになるでしょう?どのようなときに感動するでしょう?その国が好きになるきっかけは?帰国後、その国のことを皆にすすめたくなるきっかけは、どのようなところにヒントがあるのでしょう?
 本書では笑顔を呼ぶ魅力的な"おもてなし"のシーンを想定してみます。そこで、実際にどのような言葉や行動を通じてゲストの役に立てるのか。また、日本ならではの独自の文化の魅力や興味深い日本の生活習慣など、どのように伝えたらよりよいかをご一緒に考えてみてください」


 また、「"つながり"がうみだす実り豊かな未来」として、述べています。


 「来る2020年の大イベントまでに、どのようなおもてなしの心の準備ができるでしょう? 例えば英語で『20/20Vision トゥエンティ・トゥエンティ・ヴィジョン』といえば、視力を測るときに20フィートの距離から先にある検査表の文字が鮮明によく見えているということをいいます。
 これからの未来、そのような遠くも近くもよく見渡せる視界良好となれたなら、いままであいまいだったコミュニケーションもより一層クリアに実り豊かなものになるのではないでしょうか。2020年を、ますますお互いに人の心を察する力を高めていくきっかけにできたならと思います。
 それは未来に"つながり"をうみだすことになるでしょう。"おもてなし"の心を通じて、かけがえのない"つながり"をつくり、『I LOVE JAPAN』と世界中の人々に日本を大好きになってもらうこと。これは日本だけでなく全世界にとって明るい未来をつくり出すことにつながるはずです。
 そのようなポジティブな喜びの感情には拡散力があり幸福色に染まる関係をどんどんつなげていきます。いまは想像ができなくても、ちょっとした心ある一言が未来の流れをよりよく変えていったり、先んじた行動や配慮が人を幸せにしていく。そのようなお手伝いを本書ができたなら幸せです」

 

リサ・ヴォート 道案内.jpg

   外国人に道をたずねられたら・・・・・・

 


 本書には、「道をたずねられたら」「レストランでメニューについて聞かれたら」などの具体的なシーンを想定した英会話集が満載です。それぞれの会話でのおもてなしのポイント、アレンジして使える例文や用語も一緒に掲載されています。さらには、外国人が日本へ抱く疑問・質問に対する回答や、日本の文化を伝える例文、気持ちをきちんと伝える表現方法についても紹介されています。外国人を迎えるのもいいですが、日本人が海外に行くときに持っていくのもいいでしょう。本書があれば、外国人に"I LOVE JAPAN"と言ってもらえる英会話がわたしでもできるような気がしてきます。


 なお、本書には日本文化の紹介として「年中行事」が紹介されていますが、「冠婚葬祭」も大事な日本文化の核です。わたしは本書の版元である実業之日本社から『決定版 冠婚葬祭入門』を今月末に上梓します。

 

 ぜひ、リサ・ヴォートさんにもお送りしたいと思います。いつか、リサさんが英語の冠婚葬祭の本を書いてくれれば嬉しいですね。