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繁栄の法則』

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No.0820

 

 『繁栄の法則』北川八郎著(致知出版社)を再読しました。

 本を開くと、いきなり次のような言葉が目に飛び込んできて、度肝を抜かれます。「戸が笑う」の意味について書いた序文です。 

 

 「その家に住む人や、その会社で働く人が、お互いに仲が良く、また、そのお店の雰囲気が和気あいあいとしていると、まるで、人の体のお腹の調子がいいように、その建物の入口が笑い、光を放ち、人を呼び寄せる、福の現象を言っているのです」

 

 まるで月夜に行進する電信柱を幻視したという宮沢賢治を連想するような文章です。著者はさらに、「皆さんも街の中を歩く時、戸が笑っているお店と、戸が淋しげなお店があることに気づくことでしょう」と読者に呼びかけます。外から見て、感じて、戸が笑っている、つまり明るいオーラを放っている店には、誰でも、つい足を踏み入れてみたくなるというのです。

 

 入口の雰囲気よりも、店内が売上げ先行でギスギスせず、穏やかで、どんなお客さんにも「ウエルカム」と心に思う接客の店は戸が笑い始めるといいます。そして、怒り顔で入ったお客さんも出るときは、微笑みのある、やさし気な顔に変えてあげる力を持つようになると、その店、宿、会社、街は栄え続けるといいます。

 

 本書には、戸を笑わせるための繁栄の法則が具体的にいろいろと紹介されています。著者は阿蘇山中に暮らす陶芸家だそうですが、プロフィールを見ると小倉高校の出身とのことで、わたしの先輩ですな。それにしても、こんな宇宙の叡智を感得するなんて、すごい先輩がいたものです!