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たんじょうびおめでとう!』

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No.0599

 

 

 今日はわたしの49回目の誕生日ですが、『たんじょうびおめでとう!』マーガレット・ワイズ・ブラウン作、レナード・ワイスガード絵、こみやゆう訳(長崎出版)を読みました。

 

 ずいぶん以前に新聞広告でその存在を知り、誕生日の日にお酒でも飲みながら読もうと思って、取っておいたのです。ちょうど、全互協の委員会や臨時理事会に出席するため東京に来ていますが、この本はしっかり持参しました。

 

 最初のページを開くと、かわいい動物の子どもたちの絵が描かれています。

 

 そして、「ある はるのひ ふかい もりのなかで たくさんの どうぶつたちが うまれました いもむし みつばち りす ぶた それから うさぎです」

 みんなは少しづつ大きくなって、次の春には1歳になりました。

 みんな、お誕生日会を開いてもらい、プレゼントを貰いました。本書には、「プレゼントは それぞれが いちばん ほしいものでした」と書かれています。


 それぞれへのプレゼントは、以下のようなものでした。

 

 いもむしには、りんご。みつばちには、はなのみつ。りすには、どんぐり。

 それぞれの大好物ですが、ぶたへのプレゼントは少し変わっていました。

 それは、「おひさまに あたためられて ぬくぬくとした ちいさな ぬま」でした!

 喜んだ子ぶたは「ぶーぶー、ぶひー」と言いながら、喜んで沼につかりました。


 最後は、うさぎです。プレゼントは何でしょうか?

 そう、やっぱり、にんじんでした。大きくて、とても美味しそうなにんじんです。

 

 「やったあ! どうも ありがとう!」

 

 うさぎは、朝からぴょんぴょんはねて、大はしゃぎでした。

 

 「ほんとに にんじん ありがとう」

 

 うさぎは、そう歌うと、にんじんを誰かに盗られる前に、すっかり平らげました。


 以上が、本書のストーリーですが、カラフルな花の絵とあいまって、かわいい動物たちの姿に思わず微笑んでしまいます。

 

 最後のうさぎには、とても感情移入しました。

 

 なぜなら、うさぎ年生まれのわたしは、うさぎが大好きなのです。にんじんも大好物で、いつも生のにんじんをポリポリ齧ります。


 もちろん、にんじん以外にも好物はあります。

 それは、お酒です。それも、シャンパンが特に好きです。今年も誕生日の祝いに、読者の方とか同期の社員一同とか、いろんな方々からシャンペンを頂戴しました。

 

 「ほんとうに しゃんぱん ありがとう」

 

 そう歌って、誰かに盗られてしまう前に、すっかり飲み干したい心境です。でもまあ、大切に取っておいて、少しづつ飲ませていただきます。


 それにしても、誕生日というものは心ときめくものです。

 老若男女を問わず、誰にでも毎年訪れる誕生日。

 

 この誕生日を祝うことは、その人の存在そのものを肯定すること、存在価値を認めることに他なりません。それは、まさに「人間尊重」そのものの行為です。「人間尊重」とは「礼」そのものですから、誕生日を祝うことは孔子の教えにも沿っているのです。

 

 でも、本書では「人間尊重」どころか、うさぎ、ぶた、いもむしまで登場します。

 そう、すべての生き物には誕生日があるのですね。この考えは、すべての「有情」の存在に対しての慈悲を説いたブッダの考え方にも通じます。


 さて、そのブッダと孔子からのメッセージがわたしにも届きました。

 わが社では、毎月の社内報に全社員の誕生日情報を掲載し、「おめでとう」の声をかけ合うように呼びかけています。誕生日当日には、わたしが社員のみなさんにバースデーカードを書いて、プレゼントを添えてお渡ししています。今年のプレゼントが何かというと、なんと、特製「神仏儒ハンカチセット」です!


 わたしは、冠婚葬祭とあわせて誕生日という文化を今後も盛り上げていきたいと思っています。そして、古代の日本では「祝」も「葬」も同じく「ハブリ」と呼ばれました。

 ということで、わたしは今後も、人生の卒業祝い、あの世への引越し祝いとしての、めでたい葬儀を提案していきたいと思います。

 

 最後に、本書は誕生日のプレゼント・ブックとして最適です。小さいお子さんはもちろん、大人へのプレゼントにもぜひ!