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小さな実践の一歩から』

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No.0374

 

 『小さな実践の一歩から』鍵山秀三郎著(致知出版社)を再読しました。

 

 モノが豊かな日本にいま欠けているのは、思いやり、譲り合い、感謝の心。 その心を取り戻す最大の実践こそ日々の掃除、特にトイレ掃除だと著者は言います。


 本書全体から「自分からトイレ掃除を取ると後は何も残っていないくらい、人生をかけて取り組んできた」という著者の自信が感じられます。著者は次のように述べます。


 「この四十年間、言ってみればプールに水一滴垂らすような努力をしてきました。プールに水一滴たらしても、増えたかどうかわからない。でも減ってはいない。間違いなく水一滴分だけ増えている。そういう確信、というよりそれしか道が与えられていなかったから、私はそのことをやり続けてきました。」


 小さなことを実践すると、とてつもなく大きな力になることが信じられてくる言葉です。本書には、著者の経営問答も収録されています。


 「先行き不安の状況下で、せっかく育てた社員が転職していってしまいます。どうすれば、苦楽を共にしてくれる社員が育てられるのでしょうか?」という質問に対して、著者は「社長が、社員を幸せにしようという思いを持て続けられるかどうかです」と答えます。


 「苦労や挫折の経験の乏しい二代目、三代目の経営者に対して、何かいいアドバイスがあればお願いします」というリクエストには、「ごみ箱の片づけなど、人が嫌がる後始末を自ら買って出て実践しているうちに見えてくるものがあるはずです」と即答。


 掃除の神様は、なんと、悩める経営者たちの心さえをも掃除してしまうのです!