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おじいちゃんがおばけになったわけ』

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No.0144

 

 おじいちゃんがおばけになったわけ』キム・フォップス・オーカソン著、エヴァ・エリクソン絵(あすなろ書房)を読みました。

 

 2005年の絵本ランキングで、海外翻訳絵本の第1位に輝いた名作です。著者のオーカソンは、アンデルセンを生んだ童話王国デンマークの出身で、現在は映画の脚本家としても活躍しています。画家のエリクソンはスウェーデン生まれで、日本でも人気のイラストレターです。

 

 物語の主人公はエリックという男の子。年齢は書かれていませんが、小学校に通っているようなので、6歳の1年生というところでしょうか。このエリックには、おじいちゃんがいました。エリックは、このおじいちゃんが大好きで、いつも「じいじ」と呼んで慕っていました。


 でも、そのおじいちゃんが心臓発作を起こし、道に倒れて亡くなってしまったのです。エリックは、悲しくて、いっぱいいっぱい泣きました。それから、「じいじは、どうなるの」と両親に聞きました。この年齢の子どもは、まだ死の意味をよく理解していないのです。

 

 「じいじは天使になる」とママは言い、「土になる」とパパは言います。でも、エリックにはどちらもピンときません。納得のいかないまま自分の部屋に帰ったエリックのもとに、なんと死んだはずのおじいちゃんが現われました。死んだ人が戻ってくるなんて誰も教えてくれませんでした。エリックは驚いて、「そうか、じいじはおばけになったんだね?」と叫ぶのです。


 それから、ささやかなエリックとじいじの冒険が始まりました。どうやら、じいじは何か大切な忘れものをして、この世に戻ってきたようです。

 

 でも、それが何なのか、なかなか思い出せません。エリックがいろんな写真を見せても、うまく思い出せません。

 

 しかし、ついに、おじいちゃんは大切なものを思い出します。そして、エリックに素敵なプレゼントをくれるのでした。

 

 詳しい内容はネタバレになるので書きませんが、とても心あたたまるお話です。ぜひ、お盆休みに、幼いお子さんに読んで聞かせてあげたい本です。

 

 本書の帯の裏には、次の3つのコメントが載っています。

 

 「文句なしのイチオシ。死をあつかっているのに、明るくて楽しい。そして、最後には熱い涙が・・・・・。」千葉茂樹(翻訳家)

 

 「3歳の娘に読み聞かせていますが、ラストはいつも私が泣いてしまいます。・・・・・宝物のような本です。」主婦(27歳)

 

 「本を持って帰ってくると、息子は時には笑ったりもしながら、何度も読んでいる様子でした。一度読んでみようか・・・・・気軽な気持ちで読み始めた私は、涙がとまりませんでした。」主婦(32歳)

 

 この明るい「死」の絵本は、わが社のグリーフケアのコンセプト・ショップ「ムーンギャラリー」のブックコーナーに、ぜひ置くつもりです。